筑後川改修100周年 技術シンポジウム

2023年08月09日

令和5年8月5日(土)久留米シティプラザ久留米座にて、「筑後川改修100周年 技術シンポジウム」を開催しました。
筑後川では、大正12年(1923)に「筑後川改修事務所」が開設されてから今年(2023)で「100周年」を迎えました。この大正12年の「筑後川改修事務所」の設置は、それまでの「霞堤」方式の改修から「連続堤」方式の改修へと移行した「第3期改修計画」で、これが現在に至るまで河川改修の基本方針となっています。この連続堤方式の改修に移行してからを「筑後川の本格的な改修」としています。
このシンポジウムでは、これまでの筑後川における河川改修の歴史と技術変遷などに着目して、河川技術的な視点から振り返り等を行いました。

第1部

「筑後川改修と技術的変遷」と題する動画を制作し上映しました。

江戸時代から明治期にかけて筑後川の治水に貢献した田中政義翁の玄孫にあたる、田中愼一郎(九州地域づくり協会)理事長に解説をお願いし、とても分かりやすいものとなりました。

第2部

講演
「筑後川改修に見る近代治水事業の技術的真義
~その理解に立って、これからの治水と流域・地域を考える~」土木研究所 藤田光一 理事長
「筑後川改修のこれから」をテーマとしたパネルディスカッション

筑後川河川事務所調査課長を経験された5名のパネラーを中心として、パネルディスカッションを行いました。

産学官民さまざまな方にご来場・ご協力をいただき、この技術シンポジウムを実施することができました。今回のシンポジウムの内容については、動画・協会会報誌等で詳しくお伝えできればと思っています。