協会の概要

理事長挨拶

川上 義幸

 北部九州河川利用協会は、昭和45年に筑後川において各種河川関係収益事業を行う任意団体として設立されました。その後、福岡県知事所管の社団法人、そして建設大臣所管の社団法人として、また活動範囲を筑後川流域に限らず福岡県、佐賀県、熊本県、大分県内の直轄河川に広げていきました。そして、法人改革により平成25年10月には一般社団法人に移行し、現在に至っています。
 その間、河川を取り巻く環境も大きく変化し、平成9年には「河川法」が改正され、法の目的に「環境保全」が位置づけされ、「治水」「利水」「環境」を一体的に進められるようになります。また、地球温暖化の影響もあって「線状降水帯」が発生し、全国的に記録的な豪雨を記録するようになりました。これに対して、予防的治水対策の限界もあって、国は「水防災意識社会の再構築ビジョン」を示し、的確な情報提供をもとに、住民自らがリスクを察知し主体的に避難できるように、ソフト対策の重要性を謳っています。さらに、我が国の人口減少や少子高齢化といった社会環境に国の厳しい財政事情も加わり、今後の河川行政を進めるうえで「公助」「共助」「自助」の適確な役割分担の下により一層総合的な取り組みが求められるようになりました。「河川協力団体制度」もその一環として期待されるものです。 当協会は、公益事業として筑後川流域を中心に花壇や緑地の整備等の河川美化、河川美化ボランティア活動の推進、河川愛護に関する広報活動などを行い、また収益事業として堤防除草・堤防維持補修、河川巡視業務、堰操作・管理・補助業務などを実施してきました。

 これからも、河川行政や河川に関る地域のニーズに対して一定の役割が果たせるよう、このたび「中期計画」を策定しました。その具体化に向けてはこれからですが、今後、一般社団法人として、「北部九州河川利用協会」がどのような活動を行うべきか、会員の皆様の意見もいただきながら進めていきたいと考えています。

令和元年10月
理事長 川上 義幸

北部九州河川利用協会の活動

一般社団法人北部九州河川利用協会(以下協会)は、「河川の利用・環境・調査研究等への支援」や「河川環境・利用施設の整備」、「防災・危機管理に関する支援」を通じて、河川の利用推進や整備・保全に関する活動を支え、地域社会の健全な発展と安全の増進に貢献します。

協会の3つの役割
役割を実現するための取り組み

協会の組織情報

協会の目的

 一般社団法人 北部九州河川利用協会は、福岡県、佐賀県、熊本県、及び大分県における河川の愛護、高度利用及び河川環境の整備並びに水災害の防止に関する事業の円滑な推進を支援し、もって、河川の利用推進、整備又は保全の実施により、地域社会の健全な発展と安全の増進に寄与することを目的に設立された一般社団法人です。

 目的を達成するため、公益事業として「河川利用・管理・調査研究支援に関する活動」、「河川利用推進支援に関する活動」、「防災・危機管理支援に関する活動」の3事業を実施します。

 また、収益事業は、「河川利用、河川管理及び環境整備に関する事業」に関する事業として、「河川巡視支援業務」、「堰管理支援業務」、「許認可支援業務」等の公物管理業務、そのほか、コンサルタント業務について取り組んでいます。

協会のあゆみ

昭和45年9月1日 設立 任意団体 筑後川河川利用協会
昭和46年6月30日 設立 社団法人 筑後川河川利用協会(福岡県知事認可)
平成元年3月6日 社団法人 筑後川河川利用協会(建設大臣所管変更)
平成元年3月24日 名称変更 社団法人 北部九州河川利用協会
平成25年10月1日 移行 一般社団法人 北部九州河川利用協会

組織図

組織図

事業活動の概要

 協会は、「河川の利用・環境・調査研究等への支援」や「河川環境・利用施設の整備」、「防災・危機管理に関する支援」を通じて、河川の利用推進や整備・保全に関する活動を支え、地域社会の健全な発展と安全の増進に貢献します。また、先駆的な研究への取り組み等を通じて、河川の技術蓄積や必要な仕組みの構築、精通する人材が活躍できる環境を整えることで、地域社会の安全・安心を高めることに貢献します。河川愛護や美化活動の啓蒙・啓発に繋がる活動を積極的に支援することで、河川の利用推進に貢献します。

協会の事業、活動概要

協会の事業、活動概要

リンク集

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