『餘澤千歳―筑後川~人と自然の物語~』 (上巻)を発行しました

2025年01月18日

出版趣旨

国土交通省筑後川河川事務所は、令和5年(2023)に「100周年」を迎えました。この「筑後川本格改修100周年」記念事業として本出版を企画しました。
「筑後川」をもっと身近なものとして感じていただける「読み物」を出版することとし、これまで関係者の努力などを分かり易く伝えることを目的としています。

◆ 取材・執筆 元・西日本新聞社 玉川孝道氏

取材対象は筑後川の河川・ダム事業(治水)だけに限らず、水資源開発や農業関係など、さらには筑後川周辺の歴史、流域文化など幅広い分野になっています。近年の大雨被災地域などの取材も実施。取材活動は、直接、玉川孝道氏本人が出向き、現地取材と関係者へのインタ ビューなどを行い、取材資料をもとに執筆。(取材は令和2年~令和5年まで、令和6年は補足的な取材を実施)

上巻の内容(章立て)

序章  混声合唱組曲「筑後川」
第1章 暴れ川の教訓、昭和28年大水害の痛撃
第2章 河川改修100年「粘り強い堤防」へ
第3章 苦難を乗り越えて 松原・下筌ダム50年(前編)
第4章 蜂ノ巣城13年の闘い 松原・下筌ダム50年(後編)
第5章 水郷と水害の狭間で ~日田の苦闘~
第6章 なぜ、筑後大堰はつくられたか
第7章 筑後大堰からの「新しい川」
座談会「筑後川の未来を考える ~これからの100年~」

現在、「下巻」を令和7年度の出版発行を目標に編集作成中です。「下巻」が出来次第、あわせて流域内の県および市長村図書館へ寄贈予定です。「上巻」で、300ページを超える大作となっております。「非売品」となっておりますので、極力、皆さまに読んでいただけるよう配慮いたしますので、閲覧を希望される方へは大変お手数をおかけしますが、協会までご一報いただきますと幸いです。